AIRコラム/2026-08-10
非同期IR取材の音声回答とテキスト回答|企業側の使い分け
上場企業IR向けに、AIRの非同期取材で音声とテキストをどう使い分けるかを整理。マイク環境・論点の長さ・社内共有のしやすさなど、実務で迷わない判断軸を解説します。
狙い検索ワード: 音声回答 IR、テキスト回答 取材、非同期IR
「どちらで答えるか」は品質より完走率の問題
AIR(AI Analyst IR)の企業向け取材ルームでは、投資家からの質問に音声またはテキストで答えられます。マイクがなくてもテキストだけで最後まで進められる設計です。迷うポイントは「どちらが正式か」ではなく、その場の環境で完走できるかです。
企業側はログインや口座情報なしで専用URLから回答でき、費用負担はありません。公開情報の範囲が前提で、答えにくい論点には「話せない/コメント控え」系の選択肢もあります。入力手段の選択は、この安心条件のうえで行います。
音声が向く場面
- 話し慣れた論点(事業概要、既に説明会で話している成長ストーリー)
- 短い補足を口頭でつなぎたいとき(資料の該当スライドを指しつつ要点だけ返す)
- タイピングより口述の方が早い担当者が一人でルームに入れるとき
音声はテンポが出る一方、雑音・同席者・移動中だと途切れやすいです。会議室やヘッドセットがあるなら音声、共有席や移動中ならテキスト、という切り分けが実務的です。
テキストが向く場面
- 数字や固有名詞を正確に残したい(セグメント名、サービス名、公表済みKPIの呼び方)
- マイクがない/使えない環境(LPでもテキストのみ完走を案内)
- 回答前に一文だけ推敲したい(そのまま社内メモにも転用しやすい)
テキストは「書き言葉になりすぎて硬い」と感じることもありますが、企業側が受け取る書き起こしや、投資家側のレポートは口語のままではなく整理された文面です。口語の温かさより、誤解のない語句を優先して問題ありません。
社内での決め方(短く)
- 担当者が一人で完走できる環境か(音声なら静穏、テキストなら入力時間)
- 論点は話し慣れているか、固有名詞・数値が多いか
- 途中で手段を変えてもよい、と最初に決めておく(完璧な一本録りを目指さない)
時間の目安は企業向けご案内の表記どおり最大15分程度です。手段の選択より、未公開の重要事実に踏み込まないことと、完了時の「公開する/公開しない」(通常取材のみ。特別指定は選択画面なし)を社内で先に合意しておく方が事故が減ります。
詳細は企業向けご案内をご覧ください。負荷感の整理には同ページのIR負荷診断も使えます。
まとめ
音声とテキストに優劣はなく、環境と論点に合わせて完走できる方を選ぶのが正解です。無料・非同期・公開情報前提という条件は共通なので、「今日の場所でどちらなら最後まで行けるか」だけを先に決めてください。
